勇気あるお姫さまの物語

Hello,

今日はひとつお話をしようと思います。

Fairy Tales

昔々、はるか遠くの王国では、たくさんの農民たちが幸せに暮らしていました。農民たちは農地を耕し、牛を大切に世話していました。

農民の子どもたちは、学校には行っていませんでした。代わりに子どもたちは、一緒に遊ぶことや家族の手伝い、そしておじいちゃんやおばあちゃん、おじさんやおばさんから聞かされるおとぎ話を通じて、いろいろなことを学びました。

子どもたちは大きくなると農場の仕事をしたり、美しい工芸品を作る職人たちの手伝いをしました。いずれは自分たちも、農民か立派な職人になるつもりでした。

けれども、暮らしはいつも楽というわけではありませんでした。食べ物がまったくないことも、大雨で作物が流されてしまうこともありました。農民たちは、遠くの街で働いて決まったお給料をもらえたらなあ、と思ったりもしました。

そこで農民たちは、新しくできた、騒がしい工場に働きに行きました。

貧しい農民だった彼らは、大きな機械を動かす前に、文字や数字の読み方について訓練を受けなくてはなりませんでした。でも、それ以上のことを学ぶ必要はありませんでした。ただの工場労働者は、医学や最先端の科学技術、それにお金の仕組みさえも知らなくてよいのです。工場主たちは、そういったことは遠くの「大学」で自分の子どもたちが学べばいい、と考えていました。

ところが、農場から働きに来る人たちが増えすぎて、工場での訓練では追いつかなくなりました。そこで政府は、「学校」を作ることにしました。そこで子どもたちは、工場での仕事に必要な、数字や、字の書き方といったことを学ぶことができました。子どもたちが最初に教わったのは、列になって座ること、静かにすること、先生に言われた通りにすることでした。これは彼らを、工場主たちが扱いやすい労働者にするためでした。もちろん、口答えや質問は禁じられました。そんなことは、あってはならないことでした!

子どもたちの親は、「自分が子どもだったころの学び方とは違っているなあ」と思いました。けれども、「近頃は、そういう勉強が必要なんだろうね」と話しあいました。

学校での勉強は、毎日、そして毎年、続けられました。

ところが、工場はどこか遠いアジアの国に移転することになり、閉鎖され始めました。彼らが工場労働者として身につけた技術は、新しい暮らしの役には立ちませんでした。

それでも学校の先生たちは、相変わらず同じことを教えていました。黒板の前に立ち続けました。子どもたちを短い列に並ばせて、じっと座らせ続けました。なぜなら、先生たちは子どもたちが昔はどうやって学んでいたかを忘れてしまっていたのです。子どもたちが遊んだり、観察したり、「どうして?」と質問していたことを、忘れてしまっていたのです。

幸いにも、勇気ある女の先生が、自分のクラスの子どもたちが集中していないことに気づきはじめました。子どもたちは教科書もテストもあまり好きではありませんでした。さらに問題なのは、学校の勉強がもう役に立たないことでした。

先生は、なんとかこの事態を変えたいと思い、何度も考えました。けれども、学校や親たち、そしてそれまでの「制度」が彼女の邪魔をしました。何かをしなくてはならないことはわかっていました。でも、どうやって?

そしてある日、彼女はある物語を読みました。そして、そもそもどうして学校が始まったのかということを、どうして農場の人たちが工場に働きに来ていたのかということを知りました。それまで自分が「こうでなくてはならない」と考えていた学校の姿は、実は間違っていたのだと悟りました。彼女は、生徒たちのために何ができるか考えました。勇気ある彼女は、自分ひとりが行動すれば、事態を変えることができると信じ込んでいました。

その日は彼女がただ考えるのをやめた、素晴らしい日でした。彼女は、行動を起こそうと決めたのです。

彼女はフェイスブックやツイッターでこの物語をシェアしました。そして学校をあるべき姿に、子どもたちが笑顔で楽しく学べる場所に、変えようと決意しました。

この勇気あるお姫さまは、私たちみんなを救ってくれました。そしてこの物語は、2012年のその日に始まったのです。

彼女の勇気ある行動のおかげで、私たちはそれからずっと、意地悪な魔女や恐ろしい鬼、生徒を型にはめる学校に苦しめられることなく、幸せに暮らしています。

Are you the brave princess? 🙂

Be genki,

リチャード

http://www.GenkiEnglish.com

 

richard

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