13a. Work smart, not hard – part 1


日本に関して最もショッキングなことの一つは、皆学校で英語を勉強してきたにもかかわらず、話せる人がほとんどいないことです。皆さんは中学校で3年間英語の授業を受けましたね?おそらく高校でも?そして、流暢な英語を話せますか?小学校で漢字を6年間勉強して、一つも書けない姿を想像してください。では、なぜ英語を話せないのでしょうか?思うに、その理由はがんばっていただけで、かしこく勉強してなかったからなのです。あなたが頭に置いていた目標と狙いは間違っていたのです。今までずっと日本の高校の英語教育のシステムは明治時代の発想を基に作られていました。その時代、人々はコミュニケーションのために英語を学んだのではありません、コミュニケーションの相手となる人が少なかったのですから。目的は外国の知識を日本に取り入れること。人々はドイツ語、英語またはオランダ語で書かれた武器や医学、エンジニアリングに関する本を読んでいたのです。人々は文法を詳しく分析し、誰もが読んで理解できるように日本語への翻訳に取り組んだのでした。あなたが高校で 教わった英語は、多分そのようなものです。そのようなやり方で日本は今まで成功を収めつづけ、世界に名だたるハイテク大国となり、栄光を勝ち取ったのです。しかし、今はもう明治時代ではありません。今はコミュニケーションの時代です。残念ながら中学校の教育システムもまだおいついていません、でも今後かならず変わるでしょう。だから、高校で習ったことはあまり役にたたないと気付いてください。だからと言って過ごした時間を悔やまないで下さい、少し目標が的外れだっただけなのです。いま状況は変わりました。新たな目標に向かって、新たな気持ちで、決意も新たにゴール目指してがんばりましょう!

Richard Graham