8 前向きなことだけ考えましょう


車の運転のように、私たちの思考は自己実現型で、運転中に見ている方向、または一日中思っている方向に自然に向かって行くものなのです。上達している語学学習者は常に物事の良い面を見ています。彼らは語学はマスターできるものだと考え、一歩ずつ地道に努力しているのです。もし途中で間違ったり、信念をなくしたりしても、前方を見つづけている限り何の問題もないのです。心の中のゴールを見て、それに向かって前進してください。しかし残念ながら、多くの人はそうしていません。よいことに集中するかわりに、悪いことばかり考えているのです。昔の間違いをいつまでも考えていたり、恥をかくかもしれないと心配していたり、英語なんてできるようにならないと信じ、自分の言ったことは決して理解してもらえないだろうと思い込んでいるのです。そして、毎日そう考えていたら、間違いなくそうなるのです!でもあなたは違います。毎日前向きなことだけを考え、良い方向へ進みます。間違った時は、間違いから学び、 前へ進みます。新たな試練にぶつかったり、初対面の人と会ったり、知らない言葉に出会ったりしたときも、それに取り組むことを楽しめば、もし間違えてもがんばるあなたをみんなが尊敬することを知っています。自分は英語ができると知っています。もしあなたの言うことが初めは通じなくても、通じるまでなんどでも繰り返せばちゃんと通じるということをあなたは知っています。新しいことを学ぶのは楽しい挑戦です。どうにもできない状況も楽しめば、どうすればいいか自分でわかるでしょう。いいことだけを考えることは、良い結果だけをもたらすのです。

Richard Graham