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アルクプレスのkids com雑誌の“みんないっしょにBeGenKi!"ページの記事。


Why I do what I do

なぜGenkiEnglishをやっているのか 2001年12月

 皆さんはこれまでにGenki Englishのライブで見たり、少なくとも授業で僕のホームページのアイデアを試してみたりしてくれていますね。もしまだだったら、ぜひホームページをチェックして、大にぎわいの様子を体験してくださいね!

 ところで、未だに僕はみんなに尋ねられます。「何故こんなことをしているの?」と。正直、時々自分でもそう感じます。でもやはりまた戻って行くのです。僕の活動の背後にある多くの理由のもとへ。

 僕は物理学者です。実は僕の夢の一つはいつか宇宙へ行くこと!僕をよく知っている人なら僕がきっとやってみせると分かるでしょう。知らない人は、僕が住んでいる玉川町は今や町の名前をつけた小惑星を持っているという事実を想像してみてくださいね!NASAのプロジェクトのお陰で、僕はそこで教えていたのです。「できる、できる、できると思えば、できるのでしょう!」もし僕にできるのなら、あなたやあなたの生徒にもできるのです!!

 イギリスにも多くの問題がありますが、イギリスの教育の主な目的は、我々はみな平等という感覚を教えることです。

 日本は未だに「日本人」と「外国人」という思考にとらわれているように思います。今年もいろいろな問題を見ました。小泉首相の靖国神社訪問や歴史教科書問題などです。いい悪いの問題ではないのです。「何故」、日本が韓国人や中国人の怒りを理解していないのかが問題なのです。

 もし日本が世界の大国の一つでい続けたいのであれば、この状況は変わらなければなりません。言語というスキルを通じて、子ども同士が直接コミュニケーションをとりあったり、学校で世界を学ぶことを通じて、子どもたちは他の国の人々に関して理解することを学んだり、そのようなことが変化をもたらすのです。

 もちろんこれは日本に限ったことではありません。テレビをつければいつも世界のどこかで起こっている問題が報道されています。教育の欠如が問題をさらに悪くしているのです。アフリカのエイズ問題から、ニューヨーク、ワシントンの恐ろしい出来事をきっかけに始まったイスラム教徒への報復攻撃に至るまで。だから皆さんは、教師として、責任があるのです。できるかぎり効果的に教えること、皆さんができる最高のものを生徒たちに教えること、そうすれば、現在の問題は将来問題でなくなるかもしれないのです。

 では、なぜ小学校でばかりやるのでしょうか。答えは簡単:小学校ならできるから!中学校では、カリキュラムや教授法に厳しい制限があり、かろうじて英語に近いものを作るのが精一杯なのです。しかし、文部科学省の新しい指導要領では、教師の能力を最大限に生かし、生徒のニーズに合わせて、自由に教えてもよい、ということになったのです。だからGenki Englishはとても大切なのです。というのも、Genki Englishは小学生に最も効果的に英語を教えられる方法だからです。

 もし皆さんが準備不足で自信のないまま授業をしたら、生徒にうまくメッセージ伝わりません。それだけでなく、僕が最近手紙をもらったALTの言葉を借りれば、皆さんは子どもたちの時間をとても効果的に盗んでいることになるのです。

 しかし、もしあなたが元気いっぱい、興味を持って、楽しみながら授業をすれば、子どもたちはあなたの言うことを尊敬を持って聞き、その結果、多くを学んでくれるのです。簡単ではありません。しかし、僕たちは教育をもっと効果的に、かつてない良いものに変えることができるのです。日本だけでなく世界中で。インターネットや新しい技術、新学習指導要領が提供してくれた自由のお陰で、もし僕たちができると信じてがんばれば、大きな変革を起こすことができるのです。僕だけでなく、あなただけでもなく、みんなで協力してやるのです。これが、わたしがこれをがんばってやりつづける理由なのです。

 最後に、皆さんがなぜやるのかという理由を忘れないでいてくれること、元気になってくれることを願いながら、お別れしたいと思います。皆さんどうぞよいお年を!

Be Genki,

Richard




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