英語を毎日勉強することは、貯金箱に小銭を貯めるようなものだと気付いてください。ほんのわずかな額であっても、貯金するたびに預金口座はどんどん増えていくのです。英語も同じ。たとえわずかな時間でも、勉強するたびに英語はどんどんうまくなるのです。もし毎日５分間ではなく、１０ 分間勉強したらどうなりますか？１０分ではなく２０分なら？一分一分が投資なのです。これらの時間が積み重なったらどうなると思いますか？１円貯金するごとに、一分勉強するごとに、あなたはどんどんすばらしい英語スピーカーへと近づいていくのです。

日本に関して最もショッキングなことの一つは、皆学校で英語を勉強してきたにもかかわらず、話せる人がほとんどいないことです。皆さんは中学校で３年間英語の授業を受けましたね？おそらく高校でも？そして、流暢な英語を話せますか？小学校で漢字を６年間勉強して、一つも書けない姿を想像してください。では、なぜ英語を話せないのでしょうか？思うに、その理由はがんばっていただけで、かしこく勉強してなかったからなのです。あなたが頭に置いていた目標と狙いは間違っていたのです。今までずっと日本の高校の英語教育のシステムは明治時代の発想を基に作られていました。その時代、人々はコミュニケーションのために英語を学んだのではありません、コミュニケーションの相手となる人が少なかったのですから。目的は外国の知識を日本に取り入れること。人々はドイツ語、英語またはオランダ語で書かれた武器や医学、エンジニアリングに関する本を読んでいたのです。人々は文法を詳しく分析し、誰もが読んで理解できるように日本語への翻訳に取り組んだのでした。あなたが高校で 教わった英語は、多分そのようなものです。そのようなやり方で日本は今まで成功を収めつづけ、世界に名だたるハイテク大国となり、栄光を勝ち取ったのです。しかし、今はもう明治時代ではありません。今はコミュニケーションの時代です。残念ながら中学校の教育システムもまだおいついていません、でも今後かならず変わるでしょう。だから、高校で習ったことはあまり役にたたないと気付いてください。だからと言って過ごした時間を悔やまないで下さい、少し目標が的外れだっただけなのです。いま状況は変わりました。新たな目標に向かって、新たな気持ちで、決意も新たにゴール目指してがんばりましょう！

１日２０時間英語を勉強しようと決めたら、どうなるでしょうか。上手くいくでしょうか。 では、１日２０時間野球の練習をするとしたら、どうでしょう。はじめのうちは幾分進歩が見られるでしょうが、しばらくするとただ疲れるだけでしょう。１分１分増えていくとしても、１分１分が価値あるものでなければなりません。単純に時間に注目したり、ＣＤを何枚聞いたかを気にしたりするのではなく、賢く学びましょう。猛勉強ではなく。５分間しっかり集中して練習することは、だらだらと何時間も文法を勉強するよりもずっと価値があります。時間は大切です。決して取り戻すことはできません、だから賢く学びましょう、猛勉強じゃなくね。

チャンスは贈り物です。つかまなければ、愚か者です。もし誰かに英語で話して欲しいと頼まれたら、もし誰か道で迷っている人を見かけたら、あなたが休暇中に食べものを注文したかったら。チャンスをつかんで実行しましょう。英語を話すのです。困ったり、恐れたりして安易な道に進んではいけません。これは新しいあなたなのですから、手にしたチャンスはすべてつかむのです。間違えたとしても誰が気にするでしょうか、その経験から何かを学ぶでしょう。手にしたチャンスをつかむごとにあなたは自信を増していくのです。そして大きくなった自信はさらなるチャンスや機会を導くでしょう。人々はあなたが熱心に人を助けるところを目にするでしょうし、あなたは助けを頼まれることが増えるでしょう。そして、そのことであなたは尊敬されるでしょう。

電子辞書や“Word Tank”を買いましょう。どこへでも持ち歩けるのが鍵です。新しい単語を見たり聞いたりするたびにメモリーに入れます。そして電車の中や子どもの学校への送迎の合間など、時間が空いた時に”メモリー機能”を使ってテストしましょう。電子辞書がランダムに表示する英単語を見て、意味を当てます。最大の利点は電子辞書をどこへでも持ち歩けるので、ことばと気持ち的につながりができることです。たとえば、その単語を見たときに「ああ、あれは先週仕事で聞いた単語だ」とか、「そうそう、あれは去年の忘年会で初めて聞いた単語だ」などと思い浮かべるでしょう。こうして単語が自分のものになっていくのです。

これは、私が日本語を学習した時に使ったもう一つの秘訣ですが、あなたも使えるでしょう。朝起きると、「今何時？急いでシャワーを浴びて、朝ご飯を食べなきゃ、９時に会議だ！」と思いますね。私はこれを日本語でやりました。ちょっとだけ時間をとって言いたいことを考え、学習して、毎日使うのです。この アイデアで一番良いのは、たとえ間違えても誰も聞いちゃいない！ということです。もし、言いたいことを英語でどう言うのか分からなければ調べればよいのです。電子辞書を使ってもいいし、先生や友達に聞いてもいいのです。

ＣＤは正しい発音が聞けるので、学ぶには本よりも常に良い方法です。本で新しい単語を見たら、発音の仕方を知るのは難しいでしょう。しかし、読み方を示すのにカタカナ表記をしている本があるんです！もぉぉぉぅぅぅ～！！！カタカナは日本語であって、英語ではありませんよ。カタカナ語を見たら、それは英語ではなくて、外来語です。rかlか、が問題なのではなくて、問題なのは、カタカナには音節が多すぎることです。これが理解するのをあまりにも混乱させるのです。もしカタカナを使って英語を学んだら、誰にも通じないでしょう。まあ、相手が日本語を話す人なら通じるでしょうけど。でも、相手が日本語を話すならば、英語を使う必要がないでしょう！日本語を話さない人に英語で話すことができるようになりたいんですよね？ カタカナは英語に近い、だから使ってもいい、と言う人がいます。それは、あなたを助ける”はじめの一歩”だと言います。これは全くの間違いです。 彼らは「しかし、正しい英語に近い」と言います。しかしこれには何の効用もありません。例えば、数学で「１+６＝８」とは言いませんね。なぜ言わないのですか？それは、間違いだからです。でも、近いです！カタカナも同じです。英語に近くても、間違っているのです。だから、カタカナは使わないで、CDを使いましょう。毎日練習すれば、問題もなくなります。

書く練習によく使われるとてもよい秘訣があります。でも、ここではスピーキングをすばらしいレベルに引き上げるために使いましょう。することは、カセットデッキがオーディオレコーダーに向かって、今日したことを全部話すだけです。もし言えないことがあれば、調べましょう。これはとてもよい練習になるし、英語のレッスンがあるなら、とてもよい材料になります。もって行き、先生にチェックしてもらいましょう。覚えておいてくださいね、毎日少しずつがすばらしい英語力への鍵ですよ。

もし誰かがあなたに、「すごい！あなたは素晴らしい英語を話しますね」と言ったら、「いいえ。上手に英語を話しません」と言わないで下さい。それはウソです。あなたは、本当に英語を上手に話します。「ありがとう」と言って下さい。日本ではほとんどの人が、とても下手な英語を話すと自ら言う事に、いつも驚いています。しかし、もし私が日本語で「こんにちは」と言っただけでも、皆さんは私が、何と上手に日本語を話すのでしょう。と言い始めます。私は、あなたが英語で「こんにちは」以上のことを言うことができることを確信しています。だから英語が上手なはずです。

もちろん、あなた自身で英語を学ぶ事も楽しいのですが、他の人々と一緒にその楽しみを分かち合ってはどうでしょうか？夜7時から8時まで、英語のみを話せるという、家庭のルールを作ってみてはどうでしょうか。もし誰かが間違って日本語を話したら、罰金として100円を貯金箱に入れなければなりません。そのお金を特別な時に使うことができます。もしくは、もしあなたに子供がいて、彼らがハンバーガーやキャンディのような物を欲しがったら、英語で頼めたらあげて下さい。又、職場では、あなたの日常の打ち合わせの一つを英語で行って下さい。もし皆が英語が上手になるために賢く働いたら、より容易に英語を学ぶでしょう。