Hi Friendsが楽しくなる 教材『スーパーパック』 電子黒板対応! |
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文部科学省がHi Friendsの教材を作りました。 中学校英語教科書に比べたらいいかも知れませんが、『自然ではない』英語や『子どもに役に立つ?』と疑問に感じる部分もありますので、このページで僕のお勧め追加活動とネイティブスピーカーとしてのコメントを紹介します。
僕の『子どもが言いたい英語』の小学校のカリキュラムもご覧ください。
Lesson 1 世界の「こんにちは」を知ろう
使用表現:What's your name? My name is Ken. Nice to meet you.
第一時:世界には様々な挨拶があることを知る。
第二時:挨拶のマナーを知り、積極的に挨拶し、自分の名前を言う。
『What's your name?』の歌&レッスンプランがお勧めです。
第三時:友達と挨拶をし、作成した名刺を交換する。
名刺交換ゲームを楽しみましょう。
※名前を性、名の順番で書くとネイティブスピーカーとして違和感があります。 子どもだと下の名前だけを使うのが普通です。そして英語の授業で色々な国の挨拶から始まるのはちょっとおかしいかも知れません。 たとえば、アメリカの教室で先生が『じゃあ、日本語の授業です。 一緒に言いましょう"ニーハオ”』と言ったらびっくりします。 でも世界は英語だけではなくて、他の言葉もあると分かることはいいでしょうね。
Lesson 2 ジェスチャーをしよう
使用表現:How are you? I'm happy.
第一時:様々な感情や様子を表す語を知り、そのジェスチャーを進んでしようとする。
How are you?の歌&レッスンプランがお勧めです。
How are you? 絵本
第二時:ジェスチャーの大切さを知り、ジェスチャーを交えて思いを伝えようとする。
Feelings Frenzy ゲーム
第三時:ジェスチャーを交えて、進んで相手に伝えようとする。
ゴキブリゲーム
第四時:感情や様子を、ジェスチャーを交えて表現し、伝える。
Lesson 3 数で遊ぼう
使用表現:How many? Five.
第一時:世界には様々な数の数え方があることを知るとともに、0から10までの数を言う。
数字
じゃんけんの歌
Heads, Shoulders, Knees & Toes - 元気イングリッシュ版!
How old are you?のレッスンプランと"How many?"の歌を使いましょう。
Timebombゲーム
How old are you? 絵本
第二時:世界には様々な数の数え方があることを理解し、0から20までの数を言う。
”13〜20”の歌を使いましょう。
スネークス・アンド・ラダーズ・ゲームシート
第三時:幾つか尋ねたり、0から20までの数で答えたりする。
ロケット打ち上げ
第四時:数を扱ったゲームを友だちと行う。
Secret Codeゲーム
※後で時間などを教えやすくするため最初は1〜10だけではなくて、1から12を教えるのがお勧めです。
Lesson 4 自己紹介をしよう
使用表現:Do you like apples? Yes, I do./No, I don't. I like bananas. Thank you.
第一時:好き嫌いについて聞き取る。
Do you like...?歌&レッスンプラン。
Do you like..?絵本
第二時:自分の好き嫌いを相手に伝える。
I like everythingゲーム
第三時:友達の好き嫌いを確認する。
What do you like bingo?
第四時:自分の好きなものを含めて、自己紹介する。。
I like pink fishゲーム
※5年生だと果物についてより、Do you likeそして歌手やテレビゲームを尋ねる方が興味はあると思います。
Lesson 5 いろいろな国の衣装を知ろう
使用表現:I don't like blue.
第一時:世界には様々な衣服があることを知り、その衣服の英語での言い方を知る。
"Baby Monkey's 冬の服"か"Baby Monkey's 夏の服"をしましょう。
Winter Clothes絵本
第二時:自分の意見をはっきり言うことの大切さに気付くとともに、衣服を買うときの表現を知る。
形 "Your blue skirt with hearts is very cute. I like that yellow star."
What do you think of? と色の歌が役に立ちます。
第三時:好みをはっきり言ったり、相手が気持ちよく買い物できるように声をかける。
買い物の英語はHow much?とBigger, pleaseのレッスンにあります。
第四時:聞き手に自分が買ったものが正しく伝わるように発表する。
※Lesson 4のI likeが入っていますので、少し連携がありますね。
Lesson 6 外来語を知ろう
使用表現:What do you want? Melon, please.
※普通の場合"What do you want?"や"I want"は丁寧ではない表現です。 I'd like some の方がお勧めです。
第一時:外来語とその由来の語との発音の違いに気付き、注意して発音しようとする。
Do you like?のテーマのてべものを使ってテストしましょう。
英語半分わかる、勉強しなくても!
What's your favourite food? 絵本
第二時:相手から尋ねられた際、自分の欲しいものを相手に頼むことができる。
What would you like for breakfast?とBad Fruitsゲームを使いましょう。
第三時:欲しいものを尋ねたり要求したりして、自分のフルーツパフェを作る。
Fruit Marketの歌を使いましょう。
第四時:作ったフルーツパフェを紹介する。
※パフェを作るのはいいアイデアですね。
Lesson 7 クイズ大会をしよう
使用表現:What's this? It's a pencil.
第一時:同じものの英語名と日本語名(漢字の表記)との違いの面白さに気付く。
第二時:"What's this?"の質問に対して、何について尋ねられているか理解し、答える。
What's this?の質問はFruit Marketの歌と虫の歌で習えます。
第三時:動物の英語名を知る。
Do you like animals?の歌を使いましょう。
Do you have any pets?もあります。
第四時:友だちと互いに尋ねたり答えたりして、クイズ大会を楽しむ。
Jeopardy ゲーム
Around the world ゲーム
Lesson 8 時間割を作ろう
使用表現:I study Japanese.
第一時:外国の小学校では、どのようなものが学習されているかを知るとともに、教科の英語名を知る。
教科のページはとりあえず英語のみです。 日本語版をこれから作ります。
第二時:教科名や曜日を扱ったゲームを積極的にする。
曜日のページはここです。
第三時:作成した自分のオリジナル時間割を友だちに伝える。
第四時:既習事項を扱ったクイズ大会に積極的に参加し、自分たちの考えを発表する。
※この授業は5年生に面白いかも知れませんね。しかし、Hi Friendsに入っている英語は間違えています。 I study Japaneseは言えますが、小学校だとI
study P.E.は言えません。英語圏で使われている表現はI have... たとえば、I have Japanese/English/P.E.
など。
Lesson 9 ランチメニューを作ろう
使用表現:What would you like? I'd like fruits.
※ネイティブスピーカーとしてI'd like fruitsは間違い英語に聞こえます。 正しい英語はI'd like some fruit.
そしてpleaseを付けるのが丁寧です。
第一時:日本と外国とでは、朝食時に食べるものが異なっていることを知る。
What would you like for breakfast?とSchool Lunch Exchangeをしましょう。
第二時:食べ物や料理を表す語を知る。
Mr. Monkeyのクッキングコーナーをご覧ください。
第三時:丁寧な表現で尋ねたり、自分の欲しいものを伝えたりする。
What would you like for breakfast?の歌
第四時:友だちの好みを聞き、スペシャル・ランチを作る。
※このテーマは差別っぽいと感じます。朝ご飯でシリアルやトーストを食べる日本人はいないの?『伝統的な朝ご飯』のテーマならいいけど、現代の話ではないでしょう。Breakfastのページにある世界の食べ物のビデオをごらんください!
丁寧なI'd like..を入れるのはいいことですね。でもどうしてレッスン6にI wantを先に紹介したのでしょう?
まず僕の『6年生はどうしよう?』の記事をご覧ください。
Lesson 1 アルファベットで遊ぼう
使用表現:That's right.Good job!A〜Z
第一時:アルファベットの読み方を知る
アルファベットの絵カード
第二時:アルファベットの文字の読み方を聞いて、大文字を認識する。
第三時:自らアルファベットの文字を読み、大文字と読み方とを一致させる。
※アルファベットを教えるより、フォニックスのがお勧めです。
※ 日本語のローマ字を勉強すると大文字は先に教えます。パソコンのキーボードは大文字ですから。 しかし英語を教えるなら、普通の場合小文字は先に教えます。 どうしてというのは英語の文章を見るとほとんどの文字は小文字ですから。でも会話の後で文字を入れるのはいいことですね。
Lesson 2 いろいろな文字があることを知ろう
使用表現:What's this?
※ネイティブスピーカーとしてこの表現をアルファベットと一緒に使うのは不自然です。 日本語の『これは何?』の直訳です。
第一時:世界の様々な文字に興味を持ち、アルファベットには小文字もあることを知るとともに、20以上の数を言う。
アルファベットの絵カード
第二時:アルファベットの小文字に興味を持ち、読み方と小文字を一致させる。
オンラインのフォニックスゲームとフォニックスワークシートは役に立ちます。
第三時:自らアルファベットの文字を読み、小文字と読み方とを一致させる。
第四時:身の回りにあるアルファベット表示に興味を持ち、アルファベットの大文字と小文字を書き写す。
Lesson 3 カレンダーを作ろう
使用表現:When is your birthday? My birthday is March third.
第一時:日本の行事や特徴を確認し、行事の行われる月の言い方を知る。
第二時:自分の誕生日を言う。
When is your birthday?歌&レッスンプラン。
第三時:月日について尋ねたり答えたりして、誕生日カレンダーを作成する。
第四時:作成した誕生日カレンダーをもとに、誕生月を紹介する。
※英語の授業だと日本の行事を紹介するのはちょっとおかしいと思います。 たとえば、フランスの小学校で日本語の勉強をする時にどちらを習ってほしい、フランスの行事か日本の行事?
Lesson 4 できることを紹介しよう
使用表現:Can you swim? Yes, I can./No, I can't. I can swim. I can't swim.
第一時:相手の話を積極的に聞き、何ができ、何ができないかを理解しようとする。
I'm a superhero! I can...
Can you speak English?
I can do it?とCan I play?の歌&ゲーム。
Can you do it?絵本
What can you see?のテーマもご覧ください。
第二時:質問に答えて、自分のできることと、できないことととを伝えようとする。
第三時:友達と、どのようなことができるのかを尋ねたり答えたりする。
第四時:自分のできることを発表したり、友達の発表を理解したりする。
※Can youのテーマがいいですね。 I can do it!は大切な言い方でしょうね。 鳥の絵を使いそうです。 A penguin can't
fly but a penguin can swimの言い方は面白いですが、スーパーヒーローだともっと面白いです!
Lesson 5 道案内をしよう
使用表現:Where is the flower shop? Go straight. Turn right/left. Stop.
第一時:街中にある様々な建物の英語での言い方に興味をもち、理解しようとする。
Where are you going?とWhere do you live?のテーマを見ましょう。
How do you say .... in English?
第二時:方向や動きを指示する表現を聞いて理解する。
Left & Right レッスンを使いましょう。
第三時:方向や動きを指示する表現を使って、相手に目的の場所を教える。
Mr Bump & スターウォーズゲーム
第四時:実際に道案内をしたり、案内に従って目的地に行ったりする。
※英語圏の国でWhere's the ...?と尋ねた場合、教科書っぽいTurn left, go rightなどより、"Over
there!"と指すのが普通です。
Lesson 6 行ってみたい国を紹介しよう
使用表現:I want to go to Italy. Let's go.
第一時:世界には様々な地域で話される英語があることを知る。
Where are you from?のテーマで国の名前を勉強ができます。
第二時:行きたい国とその理由について聞き、概要を理解する。
形 BRAZIL Green, yellow, blue and white. A circle and a diamond in the center. This is Brazil. CHINA Red and yellow. One big star and four small stars. This is China.
Create a country ゲーム
第三時:行きたい国を尋ねたり答えたりする。
第四時:行きたい国を理由とともに言ったり、相手の行きたい国と理由とを理解したりする。
※正直いえば、この授業はどんな風にすればいいかまだ分かりません。 子どもから一度もこの話を聞いたことがないです。そして理由を話すのにたくさんの英語が必要ではないでしょうか?これから検討します!
Lesson 7 自分の一日を紹介しよう
使用表現:What time do you get up? At 7:00. I go to bed at 9:00.
第一時:地球には時差があることを知るとともに、時間についての表現を知る。
What time is it?とWhat time is it? Part2のレッスンプランを見ましょう。
第二時:先生の一日の生活について話された内容を理解する。
第三時:自分の生活に関する表(生活表)を作成する。
第四時:作成した生活表をもとに、自分の一日を紹介する。
※他のテーマではかける時間数の割りに、英語量が少ないと感じます。でもこのテーマは逆ですよね。 でも面白い授業かも知れません。
Lesson 8 オリジナルの劇を創ろう
使用表現:Please help me. What's the matter?
第一時:世界には様々な民話や物語があることを知り、それらを興味と持って聞こうとする。
第二時:「大きなカブ」の面白さを知り、グループで登場人物を変え、オリジナル「おおきなカブ」を作る。
第三時:グループでオリジナルの物語を創作し劇の練習をする。
第四時:オリジナル物語を発表したり、他のグループの発表を聞いて理解したりする。
※日本語から直訳された正しくない英語の入った本が多いです。正しい英語が入っている『大きなカブ』の本を使いましょう!
Lesson 9 将来の夢を紹介しよう
使用表現:What do you want to be? I want to be a cook.
第一時:様々な職業の言い方を知る。
What do you want to be?
What do you do? レッスンプラン
第二時:将来就きたい職業について話されていることを理解する。
第三時:将来就きたい職業について、尋ねたり答えたりする。
第四時:スピーチメモをもとに、理由を含め自分の夢を紹介する。
※このテーマはいいですね。皆がもっと大きな夢をもてるように頑張りましょう!
そして、あなたの学校でHi Friendsを使う授業がまだなら、僕の小学校英語カリキュラムとレッスンプランをご覧ください。
Be genki,
リチャード
名前: Richard Graham ( リチャード・グレアン)
生年月日:昭和50年2月12日
リチャード・グレアンは小学校外国語や国際理解教育のトップの専門家です。
日本の小学校で英語と国際理解教育を教えながら小学校にふさわしい独特な教え方を開発しました。
世界中の教育省や教育委員会が主催している研究会での発表,本,雑誌や新聞の執筆。
日本の多くの小学校や家庭で使われ、タイ王国の政府はタイの全ての小学校にリチャードの教材を入れました。
全国版新聞、NHK、フジテレビにも紹介されました。
現在何百万人がゲンキイングリッシュで勉強しています。
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